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活用ガイド:SERP構成要素フィルター

本記事では、リスニングマインドのフィルターの1つである、SERP構成要素フィルターの機能や使い方についてご紹介します。
SERP構成要素フィルターはインテントファインダー、パスファインダー、クラスターファインダーの全ての機能にあります。

SERP構成要素とは?

SERP構成要素とは検索エンジンの検索結果ページ(=SERP, Search Engine Results Page)での表示タイプを意味します。
SERPs(サープス)やSERP要素とも呼ばれており、様々な表示タイプがあり、年々変化しております。

検索エンジンの目標は、ユーザーが検索した意図に最も適したコンテンツを上位に表示させることですが、ユーザー体験を向上させるため、単純に表示させるのではなく、ユーザーが答えを見つけやすいように、ユーザーの効率的な探索をサポートするために様々な表示タイプを活用しております。
また、多くのWebコンテンツが各々のテーマと意図に合わせたフォーマットで作成されるため、コンテンツの種類によって検索結果ページで表示される方法が異なります。

SERP構成要素がなぜ重要なのか?

私たちが「検索表示タイプ」(SERP構成要素)を実践で活用する方法があります。

検索結果ページで使用される検索表示タイプを見ると、ユーザーが入力したキーワード(クエリ)を検索エンジンがどのように評価・判断しているのか、ユーザーが主にどのコンテンツを選択しているのかを知ることができます。
これにより、SEO戦略を立てることができます。
上位に表示される検索表示タイプ(SERP構成要素)を把握し、上位に表示させるためにはどのようなコンテンツが必要なのかを考えることができます。
例えば、強調スニペットが検索結果ページで表示されたクエリ(=検索されたキーワード)は、検索エンジンがクエリに対する回答や情報を提供しようとする傾向が強いため、コンテンツのテーマとして適したクエリと見なすことができます。

忘年会のキーワードを強調スニペットでフィルタリングした結果
インテントファインダー:‘忘年会’が含まれたキーワードの内、‘強調スニペット’で表示されるものをフィルタリング

SERP構成要素の代表的なタイプ

Googleの検索エンジンを基準に、検索結果表示タイプ(SERP構成要素)を見ると、様々な種類があり、素早く、頻繁にアップデートされています。
この記事では、代表的な構成要素について見ていきます。

1) 広告

広告は検索結果とは別物として扱われるべきものです。
検索エンジンがコンテンツをクローリング、インデックスしてランキングで表示させるのではなく、別途、広告入札プログラムを通して有料で表示されます。
そのため、広告には必ず「広告」または「スポンサー」というラベルが付いており、検索結果の最上段から複数の場所で表示されます。検索結果の上部に表示される広告エリアには、最大4つの広告のみが掲載されます。

2) 強調スニペット

まず、「スニペット」は一般的な検索結果タイプにおいて、結果コンテンツに関する説明や要約です。
Googleでは、各ページのメタディスクリプションタグに関する情報など、様々なソースを使用して適切なスニペットを自動で決定します。また、ページから得た情報やページのコンテンツ、スキーママークアップに基づいてリッチスニペットを作成することもあります。

強調スニペットとは?

強調スニペットは、検索されたクエリに最も適した回答を素早く確認できるように、コンテンツの内容を簡潔にプレビュー形式で表示します。主に最上段や上段付近で表示されます。
このタイプはテキストだけでなく、画像、動画、グラフ、リストなど、様々な形式で情報を提供します。
また、強調スニペットは関連する質問(PAA、’People Also Ask’とも呼ばれる)内にも表示されることがあります。

主に最上段に表示されるため、高いクリックスルーレート(CTR)が期待されますが、クエリに対する適切な回答が強調スニペットで表示されると、ゼロクリック検索となる可能性もあります。
さらに、最近のGoogleの生成型AI検索(SGE、Search Generative Experience)の導入など、検索環境が変化する中で、ゼロクリック検索の傾向がますます高まることが予想され、これに対応するために、より強調スニペットの最適化に重点を置くことが大切です。

3) 動画 / 動画ブロック

動画ブロック

コンテンツの制作と消費において、動画がどんどん多く使用され、UGC(ユーザー生成コンテンツ / User Generated Content)の重要性が増しています。
そのため、検索結果においても動画の有無が重要な検討事項となりました。
この時、動画はYouTubeなどの動画ホスティングプラットフォーム内にあるものだけでなく、個別のサイトにアップロードされた動画コンテンツも含まれます。
ただし、Googleがページの動画を識別した後、動画ブロックに表示させるには、動画のSEOに関するガイドラインに従う必要があります。

4) Map pack (Local pack)

Map Pack

Map pack(マップパック)やLocal pack(ローカルパック)は、 地理に関連した検索結果を、’地図’と一緒にビジネス情報を提供する表示タイプのことです。
この表示タイプでのランキングは、 ‘キーワードとビジネスの関連性、検索したユーザーとビジネスの距離、ビジネスの重要性’によって決定されます。
Map packは主に、特定の地域や近隣地域に関連する地域ビジネスを検索するクエリの結果で使用されます。
Googleマップや検索結果でローカルビジネスを表示するためには、Googleビジネスプロフィールの登録、情報の最新化、レビューの管理など、ローカルSEO戦略をしっかり管理する必要があります。

リスニングマインドでSERP構成要素フィルターを活用

リスニングマインドでは、検索結果画面で特定のSERP構成要素で表示されるキーワードをフィルタリングすることができます。

お年玉のキーワードを強調スニペットでフィルタリングした結果
インテントファインダー:‘お年玉’が含まれたキーワードの内、、‘強調スニペット’で表示されるものをフィルタリング
年賀状のキーワードを強調スニペットでフィルタリングした結果
パスファインダー:‘年賀状の前後の検索パスの内、‘強調スニペット’で表示されるものをフィルタリング

参考資料

https://developers.google.com/search/docs/appearance/snippet?hl=ja

https://developers.google.com/search/docs/appearance/featured-snippets?hl=ja

https://developers.google.com/search/docs/appearance/video?hl=ja


いかがでしたでしょうか?
SERP構成要素は様々で、随時アップデートされているので、都度確認して、対応していきたいですね。
自社に関連するキーワードや、流入を増やしたいキーワードのSERP構成要素をチェックして、それに合った形式のコンテンツを作成してみてください。

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