パス vs ペルソナ
パスとペルソナは、同じキーワード群を対象に異なる角度から分析する機能です。パスは検索の「シーケンス」(流れ)に注目し、キーワードがどのような順序で入力され、どのような結果に至るのかを視覚的に把握できるよう設計されています。
一方、ペルソナは、特定の目的を達成するために入力されたキーワードを、その目的に応じてグループ化し、行動単位でクラスタリングして表示します。
各機能の詳細については、以下のリンクをご覧ください:
例:「ベッド」で検索した場合
「ベッド」というキーワードでパス/ペルソナを検索した結果です。
「ベッド」というキーワードで検索すると、その動機や目的はある程度推測可能です。しかし、ペルソナビューを利用すると、以下のように検索Intentが具体化されます:
- ベッド購入ガイド
- ベッドサイズの比較とおすすめ
- ベッドフレームのおすすめ
- 人気商品の確認
- コスパの良いベッド
- ブランド別ベッド比較
パスとペルソナを組み合わせて見る方法
例えば、ペルソナビューで「ベッド 安い おすすめ」を選択すると、このキーワードは「安いベットおすすめ」ペルソナに分類されます。このペルソナをクリックすると、パスビュー上で同じグループに属するキーワードが色付きで強調表示されます。これにより、検索経路と目的の両方を詳細に分析し、ユーザーの興味を引きつけるための方法を見つけやすくなります。
検索Intentの重要性
検索のシーケンスとユーザーの目的を理解しやすくすることが、パス/ペルソナを提供する最大の理由です。リスニングマインドは、検索ユーザーの**インテント(意図)**を把握するための支援を目的としたサービスを提供しています。
単一のキーワードだけでは、検索インテントを正確に把握することは難しい場合があります。実際、Googleも単一キーワードではインテントを特定するのが困難だと認めています。さらに言えば、検索者自身が入力したキーワードからどのような結果が得られるのかを正確に予測できない場合も少なくありません。
しかし、連続する3〜5個のキーワードが揃えば、検索インテントを具体的に明確化できます。この着想から、連続するキーワードを視覚的に結びつける「パスファインダー」を開発しました。ただし、パスファインダーはキーワードが複雑に絡み合う場合、解釈が難しくなることもあります。そこで、目的別にキーワードを整理・分類する「ペルソナビュー」を追加しました。
アップデートの意義
パスとペルソナは、それぞれが独立してインテントの把握に役立つツールですが、両方を連携させることで、ユーザーの検索インテントをさらに効率的に理解できます。今回のアップデートでは、2つの結果を同時に比較・分析できる新機能を導入し、ユーザーのインテント把握をさらに簡単にしました。
結論
パスとペルソナの目的は、連続する検索キーワードを通じてユーザーの検索インテントを深く理解することにあります。それぞれ単独でも有用ですが、両方の結果を比較することで、より優れたインサイトを得る可能性が広がります。
今後も継続的に改善を進め、ユーザーが検索インテントにより簡単にアクセスできるようなサービスを目指していきます。