焼肉のたれや鍋スープなどの調味料を製造・販売する株式会社ダイショー様 。同社は、POSデータだけでは捉えきれない消費者の「本音」を把握し、商品開発や販促提案に活かすため、弊社サービス「リスニングマインド」を導入しました。導入後、情報の速度と質が向上し、新たな提案活動へと繋がっています。今回は、販売企画部のご担当者様に、導入の背景から具体的な活用法、今後の展望についてお伺いしました。
導入企業様紹介
- ご担当者名: 株式会社ダイショー 林様
- 事業内容: 焼肉のたれ、鍋スープ、味塩こしょうなどの調味料を製造・販売。国内の量販店や外食店、海外市場にも展開。
- ご担当部署: 販売企画部 コアマーケティング課
POSデータだけでは要因が不明。情報提供の速度にも限界
-林様、本日はお時間ありがとうございます。早速ですが、サービス導入前の状況や対策について教えてください。
(林様)当社ではPOSデータを活用し、商品の販売数量という「結果」は把握していました。しかし、その数字の裏にある「なぜ売れたのか」「なぜ売れなかったのか」という要因分析に課題がありました。というのも、売上の増減は把握できても、その要因(味やパッケージの印象、販促効果など)を具体的に分析できていませんでした。例えば、近年9月になっても気温が下がらず、かつてのように鍋のつゆが売れなくなった。では、お客様はその時期に何を探し、何を食べているのか?POSデータだけでは、その答えを見つけるのが困難でした。
そこで消費者インサイトを探るには、都度代理店へ調査を依頼。ただ、それには時間がかかり、変化の速い市場の「今」を捉えきれていませんでした。特に、小売店などに提案している営業担当者からの「こんなデータはないか?」というリクエストへの回答に3日〜5日を要し、提案活動の迅速化に繋がりませんでした。
消費者の「生の声」をリアルタイムに可視化できることが決め手に

-営業様の支援に苦戦されていたのですね...その中でリスニングマインドはどのようにお知りになりましたか?
(林様)「より小売店向けの提案を仕組み化できないか。」そう考えて情報収集を行う中で、展示会で出会ったのが「リスニングマインド」でした。
大手検索エンジンの検索データを基に、リアルタイムで『今』の市場を可視化できる点に強い印象を受けました。これなら消費者の”心の声”を直接、商品企画や提案に活かせると確信したのが決め手です。単なるポジティブ・ネガティブ評価だけでなく、消費者自身の課題まで分析できることや、トレンドの”兆し”となるワードを発見できる機能にも魅力を感じました。
最新の消費者動向をいつでも可視化できること。それが、当社が抱えていた情報速度の課題を解決する鍵でした。
「反応を見る」から「仕掛ける」姿勢へ
-リスニングマインド導入後、ダイショー様のデータ活用はどのように変化しましたか?
(林様)そうですね、特に2点あります。
1. 提案のスピードと質が向上
これまで3日〜5日かかっていた営業からのデータ要望に対し、キーワード検索ですぐに回答できるようになりました。回答時間が短縮されたことで、情報を集め、まとめる作業に追われていた時間が消費者の声を生かした質の高い戦略や提案を考える時間に変えることができました。特に、年に2回行われる小売店のバイヤー様を招いたプレゼンで効果を発揮していて、プレゼン以外はもちろん、その場で気になるキーワードを打ち込み、リアルタイムで動くデータをお見せすると、お客様も関心を示してくださる。こうした体験は、提案の説得力を高めてくれます。
2. POSデータとの連携で「売れた理由」を言語化
POSデータが示す「何が売れたか」という事実に、「リスニングマインド」が示す「なぜそれが求められたか」という背景を組み合わせることで、「売れた理由・売れなかった理由」が明確になりました。また、『おいしい』や『簡便』といった、従来は定性的だった評価を、関連キーワードなどによって定量的に分析できるようになりました。これにより、信頼性の高い情報を基に、社内の商品開発や営業チームと、より具体的かつ建設的な議論ができています。
今後の展望について

-お役に立てて嬉しいです!今後、リスニングマインドを使い取り組みたいこと、またサービスに期待したい事を教えてください。
(林様)そうですね、まずさらに消費者のインサイトに合わせた商品開発、商品提案を行っていきたいと考えています。と言うのは、分析ツールを導入したことが「ゴール」ではなく、「誰の、どのようなニーズに合わせて、何に活かすのか」という視点が大切になってくると考えていますので。リスニングマインドを「手段」として、消費者のニーズに沿った商品開発、商品提案に役立てたいです。
あと、アメリカ(英語)と韓国(韓国語)の検索データに対応している点も非常に興味深いですね。当社は海外市場における日本食、特に強みである調味料や鍋の素に対する消費者のニーズやトレンドが見られるのは、今後の商品開発やマーケティング戦略を考える上で武器になりますので。
ツールは「手段」。より深い顧客理解へ
-嬉しいお言葉ありがとうございます!最後に、今後の展望についてお聞かせください。
(林様)ツール導入はゴールではなく、あくまで『手段』です。大切なのは、このツールを使って『誰の、どのようなニーズに合わせて、何に活かすのか』という視点。SNSやレビューに流れる消費者の声を正しく整理・活用すれば、それらは単なる『反応』ではなく、ブランド価値を高める重要な『資源』になります。現に当社は「リスニングマインド」でこれらの整理・活用することで、質の高い商品提案やプレゼンにつなげ、営業担当者からのデータ依頼へも迅速に対応できるようになりました。「フレッシュな消費者情報をパッと取得でき、かつ業務量も大幅に削減したい」そう思われている方がいらっしゃいましたら、一度リスニングマインドを試してみるのをお勧めします!
-林様、本日は貴重なお時間をありがとうございました!引き続き弊社リスニングマインドをよろしくお願いいたします!
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