検索インテントフィルターは、ユーザーがキーワードをどのような意図で検索したかが見れる機能です。検索インテントは、特定の質問や一般的な情報を求める情報型、特定のサイトや場所を探す移動型、購入意図を持ち関連製品やブランド情報を探索する商業型、購入意思が固まった状態で販売サイトや購入時期などを探す取引型に分類されます。
検索インテントフィルターは、インテントファインダー、パスファインダー、クラスタファインダー、ペルソナビューでご利用いただけます。
検索インテントの重要性
検索インテントが重要な理由の1つ目は、効果的なコンテンツ戦略を立てることができるからです。マーケターの役割は、自社の顧客が何を、なぜ必要としているかを理解し、顧客が求める情報をタイムリーに提供することです。検索インテントを活用することで、潜在顧客の検索意図に合ったコンテンツを作成することができます。
2つ目の理由は、インテントを理解し、インテントに合ったコンテンツを作成することで、コンテンツが上位表示されやすくなるためです。
検索ユーザーのクエリに深く関連する情報を、ウェブページのコンテンツで提供することで、Googleはそのコンテンツページを信頼し、表示する順番を上位に上げてくれます。
検索インテントの種類
1. 情報型
情報型インテントは、検索ユーザーが特定のテーマについて知りたいと思って行う検索です。主に強調スニペットや一般的な検索結果ページが表示されます。
- 興味のあるテーマに関して情報を得るために検索する場合
- 特定のブランドや製品を認知していない段階で、ブランドを含まないノンブランドキーワードが該当
- 新しいリードのターゲティングや流入が期待できる
- (例)意味/とは、000方法、おすすめ/比較/ランキング
2. 移動型
移動型インテントは、ナビゲーショナルクエリとも言われ、ブランドのホームページや店舗の位置などを見つけることが目的です。
- 特定のサイト、場所、位置などのキーワード
- 検討しているブランドや製品を認知し始める段階
- (例)000ホームページ、000(ブランド名を直接検索)、近くの000店舗
3. 商業型
購入する意思を持ち、関連する製品、ブランド、サービスなどを調査する目的の検索です。購入意図を持って情報を探しているため、「レビュー、比較、評価、事例、おすすめ、ベスト、最悪」などのキーワードで検索することが多いです。
- まだ購入する準備が整っていないが、購入意図を持って関連ブランドや製品の情報を探索するインテント
- 関連機能、スペック、用途などを探索
- (例)ベスト/最強/最悪/、レビュー/おすすめ、オンラインサイト/店舗
4. 取引型
取引型インテントは、購入の準備ができたユーザーの検索意図であり、特定のブランドの製品やサービスの購入を前提に行う検索を指します。検索するユーザーはすでに購入対象が決まっているため、購入サイト、購入時期、割引などを探します。
これらの検索クエリの検索結果では、単純な情報提供型のコンテンツはほとんど表示されず、販売サイトが検索結果のほとんどを占めます。
- 購入または契約する意図で、購入場所・時期・条件などを探索
- 単純な情報提供型コンテンツは検索結果に表示されず、主に販売サイトが表示される
- (例)具体的な製品/モデル名、割引/クーポン、000価格