検索バーに「新宿 グルメ」と入力するとすぐにレストランのリストが表示され、芸能人の名前を検索するとプロフィール情報が表示されます。
このように、検索エンジンは検索結果画面でユーザーの意図に合った検索結果を表示するために、様々な形式の検索結果表示タイプ(SERP構成要素)があります。SERP構成要素フィルターはインテントファインダー、パスファインダー、クラスタファインダー、ペルソナビューでご利用いただけます。
SERP構成要素の重要性
検索エンジンは検索者の意図を分析し、それに応じた検索表示タイプで表示します。
例えば、情報を求める意図が高い「SEO 意味」を検索すると、関連情報をすぐに見ることができる「強調スニペット」形式でSERPの最上部に表示します。
検索結果ページのSERP構成要素(検索結果表示タイプ)を理解することで、検索キーワード(クエリ)に対して検索エンジンがどのような判断をしているのか、検索ユーザーが主にどのようなコンテンツを選択したのかを知ることができます。
つまり、SERP構成要素をSEO戦略の計画に活用できます。
上位に表示される主な結果のSERP構成要素を把握した後、それに当てはまるコンテンツを作成することで、上位表示される可能性が高くなります。
例えば強調スニペットが検索結果ページで使用されたクエリは、検索エンジンがクエリに対して答えや情報を提供しようとする傾向が強いため、主にブログなどのテキストコンテンツのテーマに適したクエリだと判断できます。
逆に、SERP構成要素が画像や動画の場合は、情報系のテキストコンテンツに適したクエリではないと言えます。良いコンテンツを作成しても上位に表示されない可能性が大きいからです。
SERP構成要素の種類
SERP構成要素は非常に多様であり、頻繁にアップデートされるため、特定の表示タイプが消えたり、新たに登場したりします。
代表的な構成要素、表示タイプを見ていきましょう。
1.強調スニペット
「スニペット」とは、結果コンテンツについての説明や要約です。
Googleでは、各ページのメタ説明タグに関する説明など、様々なソースを使用して適切なスニペットを自動で決めます。
また、ページで見つかった情報を使用したり、ページのコンテンツとスキーママークアップを基にリッチリザルト(リッチスニペット)を作成することもあります。
強調スニペットは、検索されたクエリに最も適切な回答を素早く確認できるように、コンテンツの内容を短く簡潔にプレビューで表示し、主に最上部や上段付近に配置されます。
テキストのみならず、画像、動画、表、リストなど様々な形式で情報を提供します。また、関連する質問(PAA, 「People Also Ask」)内に表示されることもあります。
2. 動画 / 動画ブロック
動画の制作と消費が盛んになり、ユーザー生成コンテンツ(UGC、User Generated Contents)の重要性が高まるにつれ、動画結果の有無も重要な参考事項となっています。
動画はYouTubeのようなビデオホスティングプラットフォーム内にあるものだけでなく、個別のサイトにホスティングされた動画コンテンツも含まれます。
3. Map pack (Local pack)
Map pack(マップパック)とLocal pack(ローカルパック)は、地理的な位置に関連する検索結果を「地図」とビジネス情報を共に提供します。
フィルターの活用方法
リスニングマインドでは、検索結果画面で特定のSERP構成要素で表示されるキーワードをフィルタリングすることができます。