リスニングマインド:初心者FAQ

リスニングマインドを使い始めたばかりの初級者の質問と答えを案内します。

インテントファインダー

Q:検索結果で表示せれる’月平均ボリューム’の基準は何ですか。

リスニングマインドで提供する’月平均ボリューム’は最近3ヶ月の平均検索ボリュームを意味します。

Q:インテントファインダーのトピックで確認できる’キーワード数’と’ボリューム集計’の違いは何ですか?

◾️トピックとは?

インテントファインダーで入力したキーワードと前・中・後で一緒に検索された単語の中に共通するキーワードをトピックで抜き出して表示するものです。重要性が高い、または1つの主題に分類できるトピックをすばやく特定できます。

◾️キーワード数とは?

トピックを含んでいる関連キーワードの数です。その数が多いトピックから順番に並び替えて示しています。

例えば、「ウイスキー」と検索して、「山崎」というキーワードをクリックすると959と出ています。これは「ウイスキー」の検索結果の中で「山崎」を含む「イオン 山崎 ウイスキー 抽選」などの関連キーワード数が959個あることを意味します。

◾️検索ボリュームとは?

キーワードの個数ではなく、各キーワードの月間検索ボリューム数を基準として上位100個を表示したものです。

Q:キーワードを入力する時、スペースの有無によって結果が変わる可能性はありますか。

スペースの有無によって結果が変わる可能性がありますので、スペースを入れたものと入れないもの、どちらも入力することを推奨します。

インテントファインダーにスペースを入れて検索すると、自動的にスペースがないキーワードまで検索されます。しかし、パスファインダーとクラスターファインダーは検索関係を確認する機能であり、スペースの有無によって検索結果ページ(SERP)の内容が変わる可能性があるため、多くキーワードで検索するのを推奨します。

パスファインダー

Q:パスファインダーでバーの高さは検索量によって違うことですか。

バーの高さは、検索量が基準ではなく、前後の検索ワードとどのぐらい関連しているのかを意味します。これはバーが高いほど繋いでいる検索ワードが多いということを指します。

Q:パスファインダーで逆から検索フローを辿る機能はありますか?

あります。
パスの線を見ると、線の色が灰色と赤色の2つあることがわかります。2色のうち、赤色の線が逆からのフローです。

リスニングマインド活用方法

Q:インテンドファインダーでキーワード数が多いキーワードと検索ボリュームが高いキーワード、どちらがより参考になりますか?

この2つを比較した際に、単純に数字が高いから良いと判断することはできません。それぞれの相互作用を考慮する必要があります。

新しくローンチしたブランドを例に出して説明します。
キーワード数は非常に多いが、検索量が少ない場合、どのように理解すればよいでしょうか?

これは新規ブランドゆえに検索量は少ないものの、消費者が該当ブランドについての関心が高いため、キーワード数が多いのという意味です。
(例:価格はいくらなのか、重さはどのぐらいになるか、使用方法 等)

逆に、ブランドがローンチしてから時間が経つほどキーワード数が減り、検索ボリュームが増えていきます。
これらのデータを通じてブランドの成熟度を判断することができます。

Q:広告競合度データはどう分析したら良いですか。

広告競合度の数値が高いということはそのキーワードが広告に使用されているケースが多いことを意味します。広告を出稿したい時には、”広告競合性”フィルターでMEDIUMとLOWにすることで競合が少ないキーワードを確認できます。その中から検索ボリュームが高いキーワードを選択することで効果の高い広告の作成に役立てることができます。

Q:パスファインダーの検索結果を戦略的に活用する方法はありますか?

パスファインダーの検索結果はキーワードと検索シーケンスの中で意味あるデータを選別して表示します。データを見ると、ノンブランドキーワードを具体的に確認することができます。
例えば、「ロボット掃除機ランキング」から「ロボット掃除機 コスパ 最強」などで繋げると、
消費者がロボット掃除機を購入する際、特にコスパを重視していることが分かります。

また、パスファインダーには3ヶ月前と現在の検索キーワードの増減率を比較するフィルター機能があります。
その機能を活用して、特定のキーワードがどのように増減しているのかを確認しながら戦略を立てることができます。

そして、3ヶ月前のパスと現在のパスを比較する機能もあります。プロモーションや広告を出稿した後、検索語彙とパスの変化を確認することで広告の効果測定に活用できます。

これらの機能を用いて確認した結果を基に、ノンブランドキーワードを利用して、お客様から一番多く来る質問に答えるコンテンツ(ブログ、動画など)が作成できます。あるいは、商品詳細ページでお客様が使用する単語を活用してキーワードと内容を修正することで、検索量の拡大を狙うことも可能です。長期的に安定してSEOにも強いコンテンツになるよう狙ってみてください。

Q:パスファインダーでノンブランドキーワードを入力する場合、何を確認すれば良いですか。

ノンブランドキーワードを入力後、キーワードの前後に何ブランドキーワードがあるのかを確認してください。ノンブランドキーワードの後ろに自社ブランドキーワードが表示された場合、マーケティング活動が成功しているブランドと言えます。

例えば、「ロボット掃除機」や「ナイロンバッグ」などのノンブランドキーワードの後に、自社ブランドが多く言及されているほど、自社に対して消費者の購買意欲が高いということです。

競合他社のブランドキーワードが多い場合には、
ベンチマーキングなどの目的で分析するすることができます。

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