日本でも韓国コスメの人気が高く、最近ではオンラインだけでなくロフトやコンビニなど、オフライン店舗でも見かけるようになりました。
リスニングマインドでは先日、韓国の化粧品協会と共に日本のコスメ市場やトレンドを分析したセミナーを開催し、300社を超える韓国コスメ企業から好評をいただきました。
海外コスメブランドも進出を狙う日本市場。
日本のスキンケア・コスメ市場で注目を集める新潮流について、日焼け止め成分への関心や、日本人消費者が韓国コスメに向ける関心について検索データから読み解きました。
本記事では一部をご紹介します。
レポートでは、
・日焼け止めの購買ポイントの変化
・1番検索されているパーソナルカラーと、パーソナルカラーマーケティングに成功したブランドは?
・男性がコンシーラーを使う目的は?
・韓国コスメがコンビニで展開開始!消費者の反応は?
などを取り上げております。是非ダウンロードし、フルバージョンをご確認ください。
*本記事では、9月に開催されたListening Mindのセミナー、Data Insight Club(データインサイトクラブ)でご紹介した内容を基に作成しております。
1番検索されている肌の悩みは?
リスニングマインドのインテントファインダーに、肌の悩みやスキンケア、コスメアイテムなどのノンブランドキーワードを100個入力してみました。
キーワード全体で見ると月平均1億5千万回検索されていたのですが、ニキビに関する検索が圧倒的に多く、640万回も検索されていました。
スキンケア用品では、夏ということもあり日焼け止めの検索量が多かったです。
(*トピックの検索量、順位は5月~7月の平均検索量です)
日焼け止めの市場調査
日焼け止めのブランド・製品ランキング
1カ月に約500万回検索されている日焼け止めですが、指名検索されているブランドランキングを見ると、お馴染みの国内ブランドばかりでした。
近年、一般的な日焼け止めの形状だけでなく、スプレーやスティック、ミストなど様々な形状で販売されており、徐々に認知され始めていることも分かりました。
求められている日焼け止めの効果、成分は?
焼けないために塗る日焼け止めですが、検索データで見ると“焼けない”というキーワードよりも、“紫外線吸収剤不使用”という多少聞きなれないキーワードが上位にありました。
似た意味合いのノンケミカルというキーワードも3位に入っており、効果よりは成分に関する関心が高いです。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを求めている消費者はどのような目的なのか、どのブランドの製品を検討しているのかはレポートでご確認ください。
韓国コスメブランドの市場規模比較
次に韓国のコスメブランド名を57個入力し、検索状況(市場規模)を比較してみました。
日本での検索量が月平均960万回、韓国での検索量が月平均1250万回でした。
日本の消費者が韓国コスメブランドを認知し、これだけ多く指名検索されているということに驚きました。
日本の人口が韓国の約2倍であり、既に日本でこれだけ大きな市場が出来上がっているのであれば、韓国コスメブランドが日本に進出しない理由はないのではないでしょうか。
韓国コスメブランドの検索ランキング
検索されているブランドランキングは日韓で異なります。
日韓で検索量トップのロムアンドは、日本での検索量の方が多かったです。
ロムアンドは去年、姉妹ブランドである“&nd by rom&nd(アンドバイロムアンド)”を、ローソンで販売開始し話題となりました。
コンビニがコスメブランドの新たな流通になるのでしょうか?
コンビニコスメについても少し分析してみました。
コンビニコスメに対する消費者の反応
コンビニコスメの検索状況
去年ローソンでの販売を開始したロムアンドのブランド“&nd by rom&nd(アンドバイロムアンド)”と、
今年セブンイレブンで販売を開始した、クリオの“twinkle pop(トゥインクルポップ)”。
マーケティング効果の測定と、消費者の反応を分析するために検索量推移を見てみました。
“ローソン ロムアンド”は販売開始のタイミングで単一キーワードの検索量が7万まで増加。
一方、“セブン クリオ”“トゥインクルポップ セブン”は販売開始時の検索量が1万前後と、販売開始から1年経ったロムアンドと同等の検索量でした。
コンビニコスメを検索する消費者の経路
次に“ローソン韓国コスメ”と“セブンイレブン韓国コスメ” の、検索経路を比較してみます。
ローソン韓国コスメを検索した後には、ロムアンドの商品や口コミ、販売店舗など、ロムアンドに関する情報のみを探索している経路が見えました。
一方、セブンイレブン韓国コスメを検索した後には、セブンイレブンやクリオに繋がる経路もありますが、コンビニコスメやローソン&ロムアンド関連のキーワードに離脱する経路が多いということが分かりました。
企業では、単一キーワードの検索量を増やすだけでなく、様々な関連キーワードで検索され、前後の検索経路が自社関連のキーワードで繋がるよう、マーケティング戦略を立てて実行する必要があります。
検索経路は随時変わるので、今からでも遅くありません。
検索量ばかり気にしていた方は、リスニングマインドで前後の検索経路もチェックしてみてください!
レポートではポイントメイクやメンズコスメについての分析結果も紹介しております。
是非、レポートをダウンロードし、フルバージョンをご確認ください。
9/12(木)に本記事で紹介した、日本市場における消費者のコスメトレンドに関するウェビナーも開催いたします。
コスメ市場やトレンドが気になる方、検索データについてもっと詳しく知りたい方は、お気軽にお申し込みください!
[日時・場所]
・日時:9/12(木) 15時~16時10分
・開催方法:ZOOMウェビナー
・参加費: 無料
[内容]
1部 (15:00 – 15:40)日本市場における消費者のコスメトレンド分析!検索データから見えた、消費者行動と意図をご紹介。
2部 (15:40 – 16:10) リスニングマインドで、気になるキーワードを一緒に検索してみましょう!(*分析するキーワードは事前&ウェビナー中に募集します!)