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リスニングマインド活用ガイド:パスファインダーの検索経路はどのように作成されるのか?

リスニングマインド:パスファインダーとは?

リスニングマインドの機能のうち、パスファインダーは消費者の検索経路(Path)をグラフで表現し、特定のキーワードに関連する複数の検索経路を一目で把握できるツールです。では、リスニングマインドが消費者の検索経路をどのように把握し、表現しているのか、さらに詳しく見てみましょう。

消費者の検索経路を把握する方法

リスニングマインドは消費者の検索経路を把握するために、検索エンジンの後続検索ワード(「他の人はこちらも検索」、「関連する質問」、「関連性の高い検索」)を確認します。確認された後続検索ワードの次の後続検索ワードを確認する作業を繰り返し、それを繋げて1つの検索経路(パス)としてグラフに表記します。パスファインダーは、キーワード中心に構成されたグラフではなく、複数のキーワードが繋がった検索経路で構成されたグラフです。

others search img
出典: Google 他の人はこちらも検索

そうすると、検索エンジンの後続の検索語が消費者の検索経路をどのように示しているのか疑問に思うかもしれません。これは、追加の検索語に関する検索エンジンの説明を通じて理解することができます。

googleSERP
Screenshot

“ソースについて”を見ていただければ、Googleの推薦キーワードが広告ではなく、一般検索結果に基づく他のユーザーが使用した関連検索語から提供されることがわかります。

さらに確認できる重要な情報は、検索結果がGoogleアカウントの活動履歴に基づき、ユーザーにとって有用な場合にのみ表示されるという点です。つまり、同じキーワードを検索しても、ユーザーごとに検索結果が異なる可能性があるということです。これを解決するために、リスニングマインドはアカウント活動履歴がない状態で提供された後続検索語を収集します。

また、「検索とこの結果について」タブの「検索のヒントをもっと見る」から、検索語と関連検索語の関係を確認することができます。

これらの情報を通じて、検索エンジンが検索語に関連する追加キーワードを提供する基準を確認できるとともに、これらのキーワードが消費者が入力した検索語の前後で一緒に検索されたものであることがわかります。したがって、リスニングマインドはこれらのキーワードをつなげて消費者の検索経路を構成します。

パスファインダーの以前の検索語と以後の検索語を区分する方法

パスファインダーのグラフを確認すると、入力キーワードに関連するキーワードが検索キーワードの以前と以後で区別されていることがわかります。

以後の検索語は、入力キーワードの検索結果から得られた後続の検索語を接続していることが確認できますが、後続の検索語を通じて以前の検索語をどのように接続しているのかは明確ではありません。以前の検索語に関する疑問の解決策は、リスニングマインドのデータ収集方法にあります。

一般的に経路を構成する際は、出発点または到着地点をまず設定し、目的地点や現在位置などを考慮して経路を決定します。パスファインダーの検索経路をこのように構成すると、検索キーワードを出発点とした一方的なグラフだけが生成されます。(ロードビューのグラフ)

しかし、リスニングマインドは検索キーワードを出発点として関連するキーワードを収集して検索経路を構成するのではなく、まずすべてのキーワードを収集し、それをつなげた後、入力された検索キーワードの検索経路を提供します。これにより、検索キーワードの以前の検索語を確認することができます。検索キーワードが含まれる多数の検索経路の中から、ユーザーが設定した検索経路表示オプションと経路数に合わせてグラフを提供します。

1つの検索経路が終わりなく続くのではなく、始まりと終わりがある理由は?

検索エンジンの後続の検索語(「他の人はこちらも検索」、「関連する質問」、「関連性の高い検索」)をすべてつなげて検索経路を構成すると、終わりなくつながる「メビウスの帯」形の検索経路が生成される可能性があります。これは、検索キーワードが後続の検索語の次の後続の検索語として提供されることがあるためです。

このような現象を解決するために、リスニングマインドは検索エンジンの後続の検索語を確認する作業を繰り返す際に、複数の検索語から後続の検索語として抽出される場合、その検索語の相対的な重要度が高いと判断します。終わりなく続く検索経路の中で相対的に重要度の高い検索語と入力されたキーワードが含まれている経路を選び出し、1つの検索の旅として提供します。

消費者の検索経路が重要な理由

リスニングマインドのパスファインダーが提供する消費者の検索経路が重要な理由は、検索経路の分析を通じて消費者の隠れた欲望を発見できるからです。

「日焼け止め」をパスファインダーで検索した結果です。消費者が「日焼け止め」を検索する前の検索経路では、日焼け止めを塗る理由や、その作用の原理、日光を多く浴びる人や状況に応じた対策などが検索されています。

「日焼け止め」を検索した後の検索語では、「日焼け止め」を購入したいという検索語が主に見られます。また、「日焼け止め」の必要性や使用方法に関するキーワードも確認できます。

このような消費者の検索経路を分析することで、以前には気づかなかった、変化した隠れた消費者の欲望を発見することができます。

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